色が持つイメージ

2013年09月03日

色が持つイメージ
色が人に与える影響はとても大きく、デザインをする上ではとても重要な要素の1つです。

今回は色の持つイメージをまとめてみたいと思います。
ただ、細かく分けていくとキリがないのでわかりやすい部分を取り上げます。

それぞれの色の印象

まず色を大きく分けて見てみましょう。

 

【暖色(だんしょく)】
赤・黄色・オレンジなどの暖かそうな色のことを暖色と言います。

 

【寒色(かんしょく)】
青・青緑・青紫など寒そうな色のことを寒色と言います。

 

【中性色(ちゅうせいしょく)】
暖色と寒色のどちらにも属さない色を中性色と言います。
緑や紫、黒、灰色、白などがここに当てはまります。暖かくも冷たくもない温度のない色ですが、温度がないという部分では使いやすい色でもあります。

色をもっと具体的に当てはめてみる

イメージ(暖色系)たとえば、お客様から「元気で活気のある雰囲気にしたい」という要望があったとします。どんな色を使いますか?
こういったイメージには暖色を使うと良いです。
赤やオレンジでまとめればエネルギッシュな雰囲気を見る人に与えてくれます!

イメージ(寒色系)では「知性的で誠実な雰囲気にしたい」という要望があったらどうしますか?
こちらには寒色を使うと良いです。
落ち着いたイメージで誠実さを出してくれます。

イメージ(中性色)
他にも「エコ・健康・安心や安定感」なら緑系。
「高級感・上品・かっこよさ」を出すなら黒系などなど。

私のイメージではありますが、おおざっぱにまとめるとこのような形になると思います。

 

あと…とりあえず作った色の組み合わせが何だかいまいちで…(´・ω・`)すみません
雰囲気だけでも感じてくれれば幸いですw

色の明るさと鮮やかさ

上記の通り、色の持つイメージや温度はだいたい理解してもらえたかと思います。
ですが実際それだけでは見る人に伝えたいイメージを伝えきれません。
そこで重要になってくるのは、色の「明るさ」「鮮やかさ」です。

 

赤の種類
赤にも様々な種類があります。
左の図のように、真っ赤から濁った赤まで何通りもの赤があり、明るさと鮮やかさによって雰囲気が変わってきます。
真っ赤な赤は元気さを見せくれますし、鮮やかさを落とした赤は逆に落ち着いた雰囲気にも見えます。

でも赤なのに落ち着いた雰囲気…?
そうなると暖色・寒色などのイメージと矛盾してきますね(;・∀・)アレェ

そんな時にオススメしたいのが(笑)、和です!!!

古い書物や工芸品などに使われている赤と似ていませんか?
例えば「熱意を持って作られる歴史ある工芸品」というイメージにこういった赤はぴったりだと思います。
和紙のようなテクスチャにそんな赤を入れればあら不思議。和の雰囲気に早変わりします。

 

他の色でも鮮やかさを落とした色は和風にピッタリだと思うので試してみて下さい。

まとめ

色のイメージは寒色・暖色・中性色に簡単に分けることができますが、伝えたい事を明確にするためにはそこから更に「明るさ」と「鮮やかさ」で色を選んでいく必要があります。

 

そうは言ってもそこまで決められる自信がない…という方は、「配色」「◯◯(自分の伝えたいイメージ)」と検索すれば、配色パターンなどがたくさん出てくると思います(^o^)便利!
誠実、知性、親近感、ポップ、かわいい、優しい、高級感、自然、和風、安心感などなど、たくさんのパターンを見ることで配色センスも磨けるはずです。

 

そうやって選んだ色は他の人に見せて聞いてみましょう。
イメージとずれていないかどうかをたくさんの人に見てもらえば色の方向が定まってくるはずです。

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